IP規格(防塵・防水)の種類と違いについて

IP規格(Ingress Protection)は、電子機器の防塵性能(ホコリ)と防水性能(水)を示す国際規格です。
防犯カメラや屋外機器の選定において非常に重要な指標となります。

■ IP表記の見方

IPは2桁の数字で構成されています。

  • 1桁目:防塵性能(0〜6)
  • 2桁目:防水性能(0〜8)

例)IP66
→ 防塵:6(完全防塵)
→ 防水:6(強い水流に耐える)

■ 防塵性能(1桁目)の種類

等級内容
0保護なし
1手の接触を防ぐ
2指の侵入を防ぐ
3工具などの侵入を防ぐ
4ワイヤーなどの侵入を防ぐ
5粉塵の侵入をある程度防ぐ
6完全防塵(粉塵が内部に入らない)

※防犯カメラでは基本的に「IP5X以上」、屋外は「IP6X推奨」

■ 防水性能(2桁目)の種類

等級内容
0保護なし
1垂直に落ちる水滴に耐える
2少し傾いた水滴に耐える
3散水(霧状の水)に耐える
4あらゆる方向からの水しぶきに耐える
5噴流水(ホース程度)に耐える
6強い噴流水(高水圧)に耐える
7一時的な水没に耐える
8継続的な水没に耐える

■ 防犯カメラにおける選定基準

設置場所推奨IP
室内不要(IP不要)
軒下・半屋外IP44〜IP55
一般屋外(住宅・店舗)IP65
強風雨・屋外駐車場・工場IP66以上
水が溜まる・浸水リスクIP67以上

■ よくある注意点

  • IP65・IP66は水没には対応していません
  • 数字が高いほど完全上位互換ではなく「用途が異なる」
  • 実際の耐久性は設置環境(直射日光・塩害・温度)にも影響

■ まとめ

  • IPは「防塵+防水」の性能を示す重要な指標
  • 防犯カメラではIP65〜IP66が主流
  • 設置環境に応じて適切な規格を選ぶことが重要
更新日: 2026年4月1日